シェケルパーレーとポアチャ

前にアンネからシェケルパーレーのレシピを聞いたので、トルコのお菓子に挑戦♪
前までは「お菓子作りなんて量ったりしないと作れないし、粉も全部ふるいにかけないと旨く出来ない」と失敗するのが目に見えていたので作っていませんでした(要は作れなかった)。でも作り始めると意外と簡単に作れるのが楽しくなります(特にトルコお菓子)。ふくらし粉の袋とか生クリームの粉バージョンの箱に、お菓子のレシピが付いていてレシピ本を買わなくてもプロの味が再現できます。しかも、トルコでは分量を量りで量ることはないんじゃないかなー。すべて「1チャイグラスの○○、1水コップで○○。」という表示。
このシェケルパーレーも水だねを作ったら、「後は良い感じにまとまるまで小麦粉を入れる」で作りました。
うちがシェケルパレーの団子を丸めながらババと話をしていたら、話の流れで「1日1食、食べ続けるとガンにならない」という草がうちの庭にもあるぞ!と言いだし、「今日のスープはそれにしよう!」と庭に摘みに行きました。
それがこれ↓。

『ウスルガン』。日本語訳は『イラクサ』。
そもそも日本では食用なのか?とネットで調べると地域によって名前が違うようだけど、乾燥させてお茶で飲んだり(花粉症に効くらしい)、昔はイラクサから繊維を取って布を作っていたようです。それにしても馴染みがない。しかも、草全体にトゲがあるので「痛いぞ~(笑)」と言っていたので、ほとんどの過程をババがやってました。夜食べてみましたが、、、決しておいしい!という感動はないです。あえて言うなら、「草の青臭さが最後まで活きている」とでもいいましょうか。うち以外の家族はもぐもぐ食べていたので(17歳の若者セルジャンまでも!)、トルコ人の口には合うようです。
ババが『ウスルガン』をすりつぶしている間に、シェケルパーレーの仕上げをします。砂糖水を煮て、レモン汁を混ぜたものを焼けたシェケルパーレーにかけます。これまた不思議!砂糖水がハチミツのようになる瞬間があるんです!

はい、完成~♪
するとアンネの勤め先から電話がきて、それまた話の流れで「明日、シェケルパーレー持ってきて!」ということになり辛口コメントが飛び交うことでしょう・・・恐ろしい。1番いい出来のやつだけを持っていきます。
他に『ポアチャ』も作りましたが、口が開いちゃったのでこれは作らなかったことにしよう。でないと「持ってきて!」と言われてしまうこと間違いなし。

これはベーキングパウダーでさっくりとした仕上がりに作りましたが、イーストにするとふんわりしたパンに仕上がります。
ババが「一つだけスジュク(香辛料入りソーセージ)を入れたらどうだ!」と言いだしたので、1つだけスジュクとチーズ、パセリが入っています。ロシアが近い国だけに『ロシアンルーレット』??
気づいたらスジュク入りのポアチャがなくなっていたので誰が食べたかは分かりませんでしたが、食べた人は「こういうもんだ」と思って食べたと思います。まったく騒いでいなかったので。
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