出発の日、その①。
朝起きて、朝食の準備。。。
いつもやってたことだけどトルコの朝食はそんなに手間がかからなくて楽ちん。
トルコの朝食は、チャイと一緒に塩漬けオリーブ・白チーズ・ジャム・マーガリンの他にトマト&キュウリなんかの野菜が添えられる。その他、レストランとかだとメネメンとかスジュクの卵とじ、茹で卵なんかの卵料理が出てきます。
我が家では、好みがそれぞれ違うので卵料理は個人に任せ大雑把に準備をしてました。
そして出発の日の朝ご飯は、塩漬けオリーブ・白チーズ・サラミ・シガラボレキ(これってイメージが悪いからカレムボレキになったって知ってました??ちょっと前にニュースでやってました)・今年作ったイチジクのジャム・キュウリのトゥルシュ炒め・フレンチトースト。。。
トゥルシュやボレキは前日の残りもの。。。
askimは卵をあんまり好きじゃないので2人だけの朝食にはあまり登場しません。

前日の夜は親戚のFumiyoさんご家族と旦那さんの御兄弟夫婦が夕飯に来てくださいました。この日のためにババとうちは今まで世話をしていた雄鶏を一羽絞め、体の部分を「タウックチョルバ(鶏のスープ)」に、モモの部分は市販のお肉と一緒に「鶏肉と野菜のトマト煮込み」にしました。「村のニワトリはお肉が硬くなる」と言われていた通りチョルバのお肉は手でほぐしたのにゴムのような弾力が

みんなに気に入ってもらえるかどうか心配でしたが、最初チョルバを苦手そうにしていたChinaが美味しそうに食べてくれたので、それだけで嬉しかったです

そして、PCのメールを出発までに確認。もう日本に着くまでは見れないと思って消せるやつは消しました。。。2日も見ないだけでも30通ぐらいのメールが来てたりするので・・・(どれも広告・・・涙)。
今日は普段どおりに過ごそうと思っていたので、いつものように畑をみたり、バルコンでゆっくりしたり・・・。
あ、そうそう。今日の夜、オルドを出るのに全く準備をしていなかったうち(汗)。でも、お土産以外はそんなに持っていくものがなかったので、そんなに時間もかからずに準備完了。
意外と早く出来るもんです。
またまたバルコンでゆっくりしていると、一日の大半をうちらの家のバルコンで過ごすババアンネ(ババのお母さん。つまりお婆さんですね。)がいつも座っているソファからこっちを見て「今日、日本へ行くのかい?」と。
「そうです。」
と答えると、また前の方をみて、ゆっくりとこっち(うちはいつも反対側のテーブルがある椅子に腰かけてます)へと歩いてくると、「私は、あなたを娘のように思っているよ。ユルドゥズ(イスタンブールにいる末娘)みたいにね。」と涙目で握手を求めてきたので、手を握ると、、、何か紙きれのようなものが。。。
手を離した後、手の中を見ると、、、、折りたたまれたお金。。。
「こんなの入りません!」
とあわてて返そうとしても、「良いんだよ。本当に娘のように思っているんだから・・・。」と。これ以上何か言っても受け取ってくれないと思ったので、何かの時に使おうと決め、ありがたくいいただくことにしました。
でも、このお金があったらお婆さんの家の水漏れ修理の少しでも足しになったんじゃないかな、と思うと胸に熱いものがこみ上げてきます。。。
糖尿っけがある、お婆さん。そのため、塩・油・砂糖を控えています。
塩・油・砂糖をあまり使わないうちの料理を毎日食べに来てくれた、お婆さん。
「あなたがいなくなったら、私はどうやってご飯を食べていこうかね。。。」と言ってくれた、お婆さん。
ババが冗談で「自分で作ったら?って言いなさい(笑)」とうちに言いますが、自分の母親がそう言ったことに対して嬉しそうにしていました。
出発の時間になって車に乗る直前、近所の親戚に挨拶をすませ、最後に家に残るお婆さんにお別れの挨拶。
「いろいろありがとうございました。今日、オルドから出ますけど、また来ます。」と。
お婆さんは、涙をもう隠してはおけないという目で、
「本当に、娘のように想っているよ・・・・。」と言ってくれました。
最後はトルコ式のあいさつでお別れ、、、。
日本でも両親が共働きで家を空けていた時期にはお婆さんの畑仕事を手伝ったり一緒に遊んでもらったりと面倒を見てもらっていたので、うちは無類のおばあちゃん子。
今度いつこの家に来れるかな~とお婆さんの悲しそうな顔を見て、出来るだけ早くここへ戻ってきたいと思うのでした。。。
出発の日、ターミナル編へつづく。。。
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