Köy ekmeği(村パン)~うちのアンネの場合~
日曜でこの日、アンネが休みだったのでヤイラで作れなかった『Köy ekmeği(村パン)』を一緒に作ってみることにしました。
材料は、いたってシンプル。小麦粉・塩・砂糖・お湯・yaş maya(生きた酵母)。
【手順①】
yaş maya(生きた酵母)にスープ用のスプーンで1杯砂糖とコップ半分のお湯(37~40℃)を入れ、ブクブクするのを待ちます。(だいたい15~20分)それを待っている間に、作りたい分だけの小麦粉をボールに入れ、塩を入れます(作る量によって変わりますが、今回はパン3つ分で小さじ1.5杯入れました)。
お湯は、「ぬるい」と言うよりは「暖かかく、指を入れても暑くない温度」がおススメです。
【手順②】
yaş maya(生きた酵母)がブクブクしてきたら、塩を入れた小麦粉へザーっと流しいれます。後は、搗きたてのお餅よりちょっとゆるい感じになるまでお湯を入れて、ぐるぐるとかき混ぜます。

こーんなにビヨ~ンと伸びます。

かき混ぜるアンネ。

かき混ぜ終わったhamur(パン生地)。

【手順③】
後は蓋をして、発酵するのを待ちます。(1~1時間半)
うちがパンを作るときは、天気のいい日は大きいボールをフタ代わりにかぶせたり、寒い日はスイッチを入れてないオーブンへ熱湯と一緒に入れオーブン内の温度を上げて発酵させてます。アンネや他の親戚たちは蓋をしたボールに大きな布を巻きつけて発酵させてます。ヨーグルトを作るときみたいですね。

発酵したhamur(パン生地)。
わかりますかね、3分の一程しかなかったパン生地がボールの3分の2まで膨らんでいるのが。この時ぷくぷくとガスを含んでいる状態です。

【手順④】
この生地を油を塗ったテプシィ(トルコの家庭でよくある調理用の大きなおぼん?)に、これまたザーっと流しいれます。テプシィがなければ耐熱皿でもイケると思います。

普通のパンだったらここで二次発酵というところなんですが、このままオーブンへいれます。もちろん二次発酵してもOKですが、あくまでも今回は「うちのアンネの場合」ですから



焼きあがり♪

焼いている途中からいい香りが漂ってきて、やっぱり焼き立てパンが一番美味しいですね


と、そこへ突然ババアンネ(お婆さん)が「そういえば今日お客さんがくるよ。」と言い始め、うちもアンネも、もちろんババも知らなかったし、もう12時を過ぎていたので「来るならお茶かな」と思い始めたら12時半・・・ぞろぞろ~来たし




近所の親戚や同じボズテペに住んでいるご近所さん等など。食事の準備をしているといつの間にか2人増えてたり(汗)。
5人のお客さんにうちら家族4人の計9人。
えええ~~、ご飯ないんですけど


てーか、思い出したように言ったお婆さん、、、やってくれます

メニューは、焼き立て村パン・シェヒリエチョルバ・ファスリエの煮込み・ナスの詰め物・ピラウ・ジャジュック・自家製トゥルシュ・頂き物のトゥルシュの炒めもの。
ほとんどが前日の残り物

前の日、この日ほどみんながナス嫌いだと分かって良かったと思えた日はなかったでしょう。即完売でした。中にはうちのピラウを気に入ってくれて「もうちょこっとピラウをもらえる?」と言ってくれたお婆さんもいて「ごめんなさい、もうないんです。また食べに来てくれますか?」と言ったらすごく喜んでくれたのでちょっと安心しました。
ほんと、トルコの‘おもてなし’には頭が下がります。いつきちんとできるようになるのか、10か月住んでやっとチャイの出し方が分かってきたということろです。
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