ハッジからのお土産
今までの撮りだめを紹介したいと思います。
イスタンブールから戻ってきたご近所さん宅へ行きました。久しぶりの再会にたくさんのご近所さんが集まっていました。(というか、山の中のご近所さんなのでどこまでがお隣さんかわかりません。)うちからは徒歩2分。

冬の間オルドを離れていたんですが、ハッジのためでもあったようです。ハッジとはサウジアラビアのメッカでの巡礼を指します。イスラム世界では一生に一度は行わなければならない義務(でもそこまで行く体力とお金があればらしい。)らしく、巡礼を終えたイスラム教徒は他のムスリムから尊敬されます。なのでイスラム教徒たちにとって夢にも登る気持ちで旅路の話しを聞きにきます。
長旅から帰ってきてすぐに、数十人分のおもてなしをするのは大変そう・・・。親戚のお嫁さんや女の子たちも手伝いに来ていました。ここでポアチャ(中に白チーズが入ったパン)とシェケルパーレー、ドルマ(お米の葉っぱ巻き)、それと『フルマ(Hurma)』をいただきました。このフルマとは乾燥させたナツメヤシの実のことで、メッカでの巡礼を終えたムスリムはこれを持ち帰り、みんなに振る舞うというのが習わしのようです。同じくメッカから持ち帰ったというお水もいただきました。
『乾燥ナツメヤシ』。奥のおばさんと右側のおじさんが巡礼を終えた方々です。

味は、干し柿のようです。味にクセはなく食べやすかったです。
中にはこんなに長い種も入ってました。

まるでコーヒー豆を長くした感じ。「これを植えたらオルドでもナツメヤシが食べれるぞ!」とババは言ってましたが、「ここは寒いから芽が出るわけがない。」とみんなに総ツッコミされてました(笑)。さすがうちのババ、持ってます

それとうちらにはメッカからのお土産に指輪と、うちにはスカーフをくれました。写真に写っている指輪がそれです。
家に帰ってハッジのことをネットで調べみると、サウジアラビア政府は外国人巡礼者に特別査証(ビザ)を発行しているらしく、その時期になるといくつかの航空会社でも特別便を運航するらしい。まさに巡礼者だけのための飛行機!前にもイスタンブールの国際空港で上から下まで真っ白な服を着た巡礼者たちを何度か見たことがありますが、天気のいい日だったので太陽の光が反射して眩しい

なんせムスリム達にとっては一生のうちに何度できるか分からないんですから。
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